2014-01-01から1年間の記事一覧
筒井康隆さん作 『ロートレック荘事件 (新潮文庫)』 を読み終えました。 評価は、星4つです。 実は、この本を読むのは、 かれこれもう4度目になります。 だいたい、 〈どんでん返しミステリー〉 〈衝撃のラスト ミステリー〉 なんてキーワードで検索すると…
ひろさちやさん 『「狂い」のすすめ (集英社新書)』 を読み終えました。 評価は、星4つです。 「ひろさちや」というお名前だけは聞いたことがありましたが、 実際、何をされている方なのかはよく知りませんでした。 どうやら、 仏教を専門とする宗教評論家…
藤原伊織さん作 『テロリストのパラソル (講談社文庫)』 を読み終えました。 評価は、星4つです。 厳密には3.7とか3.8とかで、 4には届かないのが本音ですが、 一気読み・徹夜読みにおススメできるくらい、 先が気になるストーリーでした。 これは98年に出…
池上彰さん 『知らないと恥をかく世界の大問題5 どうする世界のリーダー?~新たな東西冷戦~』 を読み終えました。 評価は、星4つです。 この『知らないと恥をかく』シリーズは、 今回で5作目。 これまで4冊すべて読んでいますが、 ダントツのわかりやすさと…
桐野夏生さん作 『ハピネス』 を読みました。 評価は、星4つです。 期待していた以上におもしろかった! この人はやっぱり、 女性の陰湿な世界とか、 嫉妬・欺瞞・確執とかを描くのがめちゃくちゃ上手。 わりと暗い作品が多いけれど、 女性の方であれば、 …
夏目漱石原作 『こころ (まんがで読破)』 を読み終えました。 評価は、星3つです。 誰もが知る、 夏目漱石の代表作。 …なのですが、 これまで実は、 自分は読んだことがないという。恥 いまさら原作を読むのも億劫だし、 とはいえ名作というからには、 どん…
香山リカさん著 『「私はうつ」と言いたがる人たち』 を読み終えました。 評価は、星4つです。 著者の香山さんは、 テレビでもよくお見かけする精神科医。 香山さんの著書では、 2年ほど前に、 『しがみつかない生き方―「ふつうの幸せ」を手に入れる10のル…
五木寛之さん 『下山の思想』 を読み終えました。 評価は、星2つです。 先日、 同じ五木寛之さんの『大河の一滴』という著書を読みましたが、 内容としては、 だいたいこれと同じようなことが書いてあったのと、 体裁的にも、 思いついたことをとりあえず片…
三井美奈さん著 『安楽死のできる国』 を読み終えました。 評価は、星5つです。 この本は、 世界で初めて安楽死を合法化させたオランダについて、 その経緯や内容・影響について書かれていますが、 生きるって?死ぬって? 自由って? 個人(主義)って? …
小玉ユキさんのマンガ 『光の海』 を読み終えました。 評価は、星4つです。 前回の『羽衣ミシン』に続きまして、 このところ、 小玉づいております。 これもよかったなぁ~。 いちおう短編集なので読み応えには欠けるのですが、 (逆にサラリと読めます) …
小玉ユキさんのマンガ 『羽衣ミシン』 を読みました。 評価は、星4つです。 小玉ユキさんといえば、 『坂道のアポロン』でブレイクした作家さん。 あの作品を読んだときの、 衝撃というか、 感動といったらなかったので、 今回、 アポロン以前に描かれたこ…
池井戸潤さん 『下町ロケット』 を読み終えました。 評価は、星5つです。 おもしろかった! 夜、眠れなかったので、 この本に頼りましたが、 逆に入り込みすぎて、 余計に寝れなくなるという…。 2日くらいで一気に読みました。 池井戸さんの本では、 いまの…
五木寛之さん著 『大河の一滴』 を読み終えました。 評価は、星3つです。 五木寛之さんのお名前だけは よく目耳にしていましたが、 彼の著書を実際に読んだのは、 今回が初めてです。 ただ、 まだ五木さんに慣れていないせいか、 彼の何が良いのか、 彼の思…
幸村誠さんのマンガ 『プラネテス全4巻』 を読了しました。 評価は、星5つです。 いやー、面白かった!!! そして、この作者すごい。 笑いあり涙あり、 夢だけじゃなく絶望もあって、 今年読んだ漫画のなかでは1,2を争うくらい よかったかもしれません…
筒井哲也さんのマンガ 『リセット』(1巻読み切り) を読み終えました。 評価は、星4つです。 同じ日に、 『ダズハント』(1巻読み切り) という作品も読んだのですが、 どちらも面白かったです。 ※『ダズハント』の感想はこちら ▽内容: プレイヤーを自殺…
筒井哲也さんのマンガ 『ダズハント』(1巻読み切り) を読み終えました。 評価は、星4つです。 同じ日に、 『リセット』(1巻読み切り) という作品も読んだのですが、 どちらも面白かったです。 ※『リセット』の感想はこちら 以前、 『マンホール』(全3…
心屋仁之助さん著 『すりへらない心をつくるシンプルな習慣』 を読みました。 評価は、星3つです。 なるほどなーウンウン! と頷けたところも確かにありましたが、 なんか矛盾してないか? 言ってることに無理ないか? と不信を感じたところがあったことと…
こちらは、 上坂冬子さん著: 『戦争を知らない人のための靖国問題』 の備忘録です。 本編(感想)はこちら とても面白かったので、 後学のために備忘録に残しておきたいと考えた次第です。 ▽内容: 戦中と占領下の苦難を知らずして、靖国参拝の是非を軽々し…
上坂冬子さん著 『戦争を知らない人のための靖国問題』 を読了しました。 評価は、星4つです。 朝日新聞の従軍慰安婦に関する誤報やら、 このところずっと騒がれている、 中国・韓国との不協和音もあって、 私も戦争について興味をおぼえた 「にわかファン…
小林多喜二さん原作 『蟹工船 (まんがで読破)』 を読み終えました。 評価は、星3つです。 原作はずっと気になっていたのですが、 これまで読んだことはなく、 数年前から文庫本サイズで漫画化されていたので、 今回、手に取ってみました。 この【マンガで読…
池井戸潤さんの 『シャイロックの子供たち』 を読み終えました。 評価は、星2つです。 池井戸作品は、 『ようこそ、我が家へ』 『ロスジェネの逆襲』 『民王』 に続いて、 これで4作目ですが、 この作品も自分にとっては不発でした。 期待していただけに、 …
北山哲さん著 『なぜ夜に爪を切ってはいけないのか―日本の迷信に隠された知恵』 を読みました。 評価は、星3つです。 (2.5くらい) 本書は、 日本で古くからよく言われていることについて、 その意味と背景を簡単にまとめたものです。 「なぜ夜に爪を切っ…
こちらは、 文春新書 『父が子に教える昭和史 あの戦争36のなぜ』 の備忘録(3)です。 本編(感想)はこちら とても面白かったので、 後学のために備忘録に残しておきたいと考えた次第です。 ▽内容: 「日本はなぜ負ける戦争をしたの?」と子供に聞かれたら…
こちらは、 文春新書 『父が子に教える昭和史 あの戦争36のなぜ』 の備忘録(2)です。 本編(感想)はこちら とても面白かったので、 後学のために備忘録に残しておきたいと考えた次第です。 ▽内容: 「日本はなぜ負ける戦争をしたの?」と子供に聞かれたら…
こちらは、 文春新書 『父が子に教える昭和史 あの戦争36のなぜ』 の備忘録(1)です。 本編(感想)はこちら とても面白かったので、 後学のために備忘録に残しておきたいと考えた次第です。 ▽内容: 「日本はなぜ負ける戦争をしたの?」と子供に聞かれたら…
文春新書 『父が子に教える昭和史 あの戦争36のなぜ』 を読み終えました。 評価は、星4つです。 めちゃくちゃ勉強になりました! 読み始めたのが、 8月下旬という時期的なこともあって、 また、 巷の反中(嫌中)・嫌韓ブームやら、 朝日新聞の従軍慰安婦問…
筒井哲也さんのマンガ 『マンホール』 を読み終えました。 評価は、星4つです。 ちょっと前まではアフリカでのエボラ熱がヤバいと言われ、 最近ではもっぱら国内でのデング熱の感染が話題にのぼり、 ウィルスの恐怖はもはや対岸の火事ではない今日この頃、 …
藤子・F・不二雄さん原作 『のび太の結婚前夜/おばあちゃんの思い出』 を読みました。 評価は、星2つです。 正直、 ふぅん… という感想でした。(それだけ) たしかこれ、 何年か前に、 ヴィレッジヴァンガードのポップで絶賛されていて、 (ビレバンではな…
萩尾望都さんの短編集 『イグアナの娘』 を読み終えました。 評価は、星1つです。 萩尾望都さんのマンガは、 『11人いる!』 で初めて読みましたが、 彼女の作品は、 私の好みに合わないかもなー。 そのときのレビューでも書きましたが、 リアル世代で読んで…
貫井徳郎さん 『崩れる 結婚にまつわる八つの風景』 を読みました。 評価は、星3つです。 貫井徳郎さんと言えば、 やっぱり『慟哭 』ですが、 あれに比べると、 おもしろさではやっぱり劣るかも。 貫井さんにとって初めての短編集、 ということもあるかもし…