新庄耕さん 『狭小邸宅 (集英社文庫)』 を読み終えました。 評価は、星3つです。 初めて知った作家さんで、 83年生まれ。 お若いですね! イマドキの若者から見る、 厳しいサラリーマン社会の現実が描かれていて、 まぁ要は、 いわゆる「ブラック企業」の世…
高野和明さん 『13階段 (講談社文庫)』 を読みました。 評価は、星4つです。 前回、高野さんの作品で、 『グレイヴディッガー (講談社文庫)』を読んでからというもの、 その面白さの虜になってしまい、 早く次を読みたい!と思って 手にとった作品がコチラで…
高野和明さん 『グレイヴディッガー (講談社文庫)』 を読み終えました。 評価は、星4つです。 はじめてこの作家さんの作品を読みましたが、 うーん、面白かった!です。 星1つ足りないのは、 いつものごとく、 個人的なイチャモンでしかありませんので、 …
三浦綾子さんの 『氷点(上)・(下)』 を読みました。 評価は、星4つです。 お名前と著書名だけはよくお見かけしていましたが、 実際に読んだのはこれが初めてでした。 話の流れに凹凸があって、 なかなかテンポよく読める作品になっているのですが、 ず…
奥田英朗さん 『無理〈上〉〈下〉』 を読みました。 評価は、星4つです。 これも3つか4つで迷いましたが、 4で。 奥田さんの長編は、 『最悪』や『邪魔』のように、 二字熟語のタイトルがいくつかあるので、 少し時間がたつと、 どれがどれだったかわか…
ドリアン助川さん 『あん』 を読みました。 評価は、星4つです。 (厳密には、3.5くらい) 映画の予告だか番宣だかで、 樹木希林さんが出演されていたのをチラッと見たことがありましたが、 まさか作者がドリアン助川だとは! ドリアン助川といえば、 若…
奥田英朗さんの 『邪魔(上) (下) 』 を読みました。 評価は、 星4つです。 3つか4つで迷うところですが、 ストーリー展開にひきつけられたのは確かなので、 4つにしました。 前回読んだ、 『ナオミとカナコ』が超絶おもしろかったので、 再び同じ作者(…
奥田英朗さんの 『ナオミとカナコ』 を読みました。 評価は、 星5つです! 久々のブックレビューです。 実は、 これまでにも何冊か読んではいたものの、 なかなか記録に残すことができずにいました。 最近、 少しずつ時間がとれるようになったので、 また可…
明野照葉さん 『チャコズガーデン (中公文庫)』 を読了しました。 評価は星3つです。 前回、 同じ作家さんの 『汝の名』 という作品を読んでとても面白かったので、 今回も期待していたんですが、 自分の期待の仕方?も悪くて、 こっちはそれほどではありま…
明野照葉さん著 『汝の名 (中公文庫)』 を読み終えました。 評価は星4つです。 心が荒んでいるのか、 最近(最近も?)、 やたらドロドロして醜い・怖いミステリー的なものが読みたくて、 この小説にたどり着きました。 作者・明野照葉さんは、 初めて読む…
池波正太郎さん 『真田太平記(五)秀頼誕生 (新潮文庫)』 を読み終えました。 評価は、星5つです。 第四巻は、 豊臣の天下はもはや長くはないとみた甲賀の忍者(山中俊房)が、 これからまた一戦起こるのではないかとにらみ、 自分たちの諜報活動が重宝さ…
池波正太郎さん 『真田太平記(四)甲賀問答 (新潮文庫)』 を読み終えました。 評価は、星4つです。 第三巻は、 故・鈴木主水の息子である鈴木右近忠重が、 信奉していた沼田城の真田信幸のもとを密かに去るところで終わるのですが、 第四巻は、 秀吉の間諜…
松本清張さん著 『夜光の階段 (上) (新潮文庫)』 『夜光の階段 (下) (新潮文庫)』 を読み終えました。 評価は、星4つです。 ここのところ、 天野節子さんという、 女流作家のミステリ小説にハマりまして、 彼女はデビュー時から「女性版・松本清張」と謳わ…
池波正太郎さん 『真田太平記(三)上田攻め (新潮文庫)』 を読み終えました。 評価は、星5つです。 これまで一巻・二巻と、 圧倒的なおもしろさで、 見事にハマってしまいましたが、 ここにきて少し中だるみ?してきた感もあります。 とはいえ、 やっぱり…
天野節子さん 『目線 (幻冬舎文庫)』 を読了しました。 評価は、星4つです。 天野作品は、 これまで、 『彷徨い人 (幻冬舎文庫)』 『氷の華 (幻冬舎文庫)』 『烙印 (幻冬舎文庫)』 と読んできましたが、 おもしろさでいうと、 『氷の華』と肩を並べるくらい…
池波正太郎さん 『真田太平記(二)秘密 (新潮文庫)』 を読み終えました。 評価は、星5つです。 前巻に続き、 相変わらず面白かった! ▽内容: 天下統一を目前にした織田信長が本能寺に討たれたことから、諸雄は再びいろめきたつ。上・信二州に割拠する真田…
池波正太郎さん 『真田太平記(一)天魔の夏 (新潮文庫)』 を読了しました。 評価は、星5つです。 ◇内容: 天正10年(1582年)3月、織田・徳川連合軍によって戦国随一の精強さを誇った武田軍団が滅ぼされ、宿将真田昌幸は上・信二州に孤立、試練の時を迎えたとこ…
天野節子さん 『烙印 (幻冬舎文庫)』 を読み終えました。 評価は、星3つです。 (限りなく4に近いですが) 先に、 『氷の華 (幻冬舎文庫)』 『彷徨い人 (幻冬舎文庫)』 を読んでいるのですが、 この2作に較べると、 ちょっと物足りなかったかなと思います…
黒岩重吾さん 『斑鳩宮始末記 (文春文庫)』 を読了しました。 評価は、星3つです。 久しぶりに黒岩重吾さんの作品を読みました。 黒岩さんの作品は、 これで4作目(かな?)です。 『聖徳太子 日と影の王子 ★★★★☆ 』 『斑鳩王の慟哭 ★★★★☆ 』 『落日の王子…
天野節子さん 『氷の華 (幻冬舎文庫)』 を読みました。 評価は、星4つです。 この本を読むのは2回目。 数年前に一度読んでいて、 すごくおもしろかったなーという記憶はあるのですが、 内容はさっぱり記憶にありません。 つい最近、 彼女の最新作?である『…
天野節子さん 『彷徨い人 (幻冬舎文庫)』 を読み終えました。 評価は、星4つです。 これはおもしろかった!! 天野節子さんといえば、 何年か前に『氷の華』で作家デビューし、 自分も読んでいますが、 これが結構おもしろくて(でも内容はスッカリ忘れた)…
藤原伊織さん 『雪が降る (講談社文庫)』 を読みました。 評価は、星2つです。 藤原伊織さんと言えば、 先日読んだ『テロリストのパラソル』で有名ですが、 そこでもご紹介したとおり、 本書のなかの一編には『テロリスト~』の主人公(島村)が登場します…
城平京さん著 『名探偵に薔薇を (創元推理文庫)』 を読み終えました。 評価は、星4つです。 正確には、3.5くらいが妥当かな。 紀伊國屋書店に行ったときに、 書店員さんのおススメ?的なPOPが立っていて、 詳細を忘れたんですが、 「第一部で読むのを止…
池井戸潤さん 『鉄の骨 (講談社文庫)』 を読みました。 評価は、星4つです。 建設業界を取り巻く「談合」のおハナシです。 池井戸さんの初期のほうの作品ですが、 やっぱり安定していて、 話自体とても面白かったです。 しかし何より、 「談合」とは何ぞや…
乾くるみさん 『イニシエーション・ラブ (文春文庫)』 を読み終えました。 評価は、星4つです。 昨年、 くりいむしちゅーの有田が番組で絶賛し、 話題になった作品です。 有田も絶賛!10年前の小説イニシエーションラブの人気が凄い - NAVER まとめ そし…
筒井康隆さん作 『ロートレック荘事件 (新潮文庫)』 を読み終えました。 評価は、星4つです。 実は、この本を読むのは、 かれこれもう4度目になります。 だいたい、 〈どんでん返しミステリー〉 〈衝撃のラスト ミステリー〉 なんてキーワードで検索すると…
ひろさちやさん 『「狂い」のすすめ (集英社新書)』 を読み終えました。 評価は、星4つです。 「ひろさちや」というお名前だけは聞いたことがありましたが、 実際、何をされている方なのかはよく知りませんでした。 どうやら、 仏教を専門とする宗教評論家…
藤原伊織さん作 『テロリストのパラソル (講談社文庫)』 を読み終えました。 評価は、星4つです。 厳密には3.7とか3.8とかで、 4には届かないのが本音ですが、 一気読み・徹夜読みにおススメできるくらい、 先が気になるストーリーでした。 これは98年に出…
池上彰さん 『知らないと恥をかく世界の大問題5 どうする世界のリーダー?~新たな東西冷戦~』 を読み終えました。 評価は、星4つです。 この『知らないと恥をかく』シリーズは、 今回で5作目。 これまで4冊すべて読んでいますが、 ダントツのわかりやすさと…
桐野夏生さん作 『ハピネス』 を読みました。 評価は、星4つです。 期待していた以上におもしろかった! この人はやっぱり、 女性の陰湿な世界とか、 嫉妬・欺瞞・確執とかを描くのがめちゃくちゃ上手。 わりと暗い作品が多いけれど、 女性の方であれば、 …