椅子がこわい  ★★★★☆

夏樹静子さん著 『椅子がこわい』 を読み終えました。 評価は、星4つです。 金子哲雄さんの闘病記 『僕の死に方』を読んだときもそうでしたが、 こういう闘病記とかって、 評価するということ自体が実はめちゃくちゃおこがましい。 闘病に良いも悪いもない…

ロスジェネの逆襲  ★★★★☆

池井戸潤さん著 『ロスジェネの逆襲』 を読み終えました。 評価は、星4つです。 いやー面白かった! さすが、池井戸さん。 やっぱ、安定してますねー。 ▽内容: ときは2004年。銀行の系列子会社東京セントラル証券の業績は鳴かず飛ばず。そこにIT企業の雄、…

孤独のグルメ ★★★☆☆

久住昌之さん原作、谷口ジローさん作画のマンガ 『孤独のグルメ』 を読み終えました。 評価は、星3つです。 ▽内容 主人公・井之頭五郎は、食べる。それも、よくある街角の定食屋やラーメン屋で、ひたすら食べる。時間や社会にとらわれず、幸福に空腹を満たす…

映画 カティンの森  ★★★☆☆

ちょっと前に、 NHKのプレミアムシネマで放送していた映画 『カティンの森』 を観ました(録画)。 評価は、星3つです。 一種の戦争映画なんですが、 こういう場合の評価って難しい。 戦争のことを評価するような感じもして、 それだと、 めちゃくちゃおこ…

犬を飼う  ★★★★☆

谷口ジローさん 『犬を飼う』 を読みました。 評価は、星3つです。 いや、4つかな? 4つにします。 この人の絵は、 最初は苦手だったんですが、 『神々の山嶺』を読んでから、 ものすごく好きになりました。 内容も、 実体験に基づくぶんリアルでしたし、…

11人いる! ★★☆☆☆

萩尾望都(はぎおもと)さんのマンガ、 『11人いる!』 を読み終えました。 評価は、星2つです。 萩尾望都さん、 いままでよくお見かけしていたのですが、 なかなか読む機会がなく、 スルーしていました。 そもそもお名前の読み方も知らず、 「もと」と読む…

黒いスイス  ★★★★☆

福原直樹さん著 『黒いスイス』 を読み終えました。 評価は、星4つです。 スイスと言えば、 私は、 アルプスの少女ハイジや、 マッターホルンやアイガーといった山々を思い描くのですが、 この本は、 そんな牧歌的なスイスのイメージを、 見事に覆してくれ…

探偵綺譚  ★☆☆☆☆

石黒正数さんの短編漫画集 『探偵綺譚』 を読みました。 評価は、星1つです。 えー、 全然ダメでした。 (by 酷評さゆり) ▽内容: 表題作『探偵綺譚』は、ヒット作『それでも町は廻っている』の人気キャラクター「嵐山歩鳥&紺双葉」の先輩後輩コンビが友人…

医者に殺されない47の心得 ★★★★☆

近藤誠さん著 『医者に殺されない47の心得』 を読み終えました。 評価は、星4つです。 話題のお医者さんによる話題の本というだけあって、 とても面白かったし、 勉強になりました。 この先生、 絶対に日本の医学界からバッシングを喰らっているだろうな、 …

朝鮮王朝の歴史と人物  ★★★☆☆

康 熙奉(カン ヒボン)さん著 『知れば知るほど面白い 朝鮮王朝の歴史と人物』 を読み終えました。 評価は、星3つです。 雑学程度に読みたかったので、 内容自体にはまったく不満ありませんが、 「へぇー!!」とか「え?!そうなんだ!!」みたいな 斬新…

ヘウレーカ  ★★☆☆☆

岩明均さんのマンガ 『ヘウレーカ』 を読みました。 評価は、星2つです。 岩明均さんといえば、 右手のミギーでおなじみ、 『寄生獣』の作者ですが、 あの独特の世界観みたいなものは、 この作品には描かれておらず、 そもそも作者は何を主張したいのか、 …

神々の山嶺  ★★★★★

夢枕獏さん原作・谷口ジローさん画のマンガ 『神々の山嶺(いただき)』 を読了しました。 評価は、星5つです。 最近、マンガばかり読んでいますが、 このマンガはすごかった!!! めちゃくちゃ壮絶。 生死をかけた自分との闘い。 登山家の話は、 たとえば…

腰痛は 〈 怒り 〉 である  ★★★★★

長谷川淳史さん著 『腰痛は〈怒り〉である』 を読了しました。 評価は、星5つです。 正直、 まだ疑心暗鬼の部分はありますが、 書かれていることと自分の状態がめちゃくちゃ一致していて、 これは当たっているかもしれない?! と受け止めた次第です。 個人…

映画 ホール・パス  ★★★☆☆

オーウェン・ウィルソン主演、 ピーター&ボビーのファレリー兄弟監督の映画 『ホール・パス 帰ってきた夢の独身生活〈一週間限定〉』 を観ました。 評価は、星3つです。 2011年に製作された、 くだらないコメディ映画ですが、 まあまあ普通に面白かったで…

外天楼  ★★★☆☆

石黒正数さんのマンガ 『外天楼(げてんろう)』 を読み終えました。 評価は、星3つです。 うーん、おもしろかったんですが、 ちょっと期待し過ぎたかもしれません。 いっそほかの人のレビューなんて見ずに読んでいたら、 もっと点数高かったかも? もうね…

自虐の詩  ★★★☆☆

業田良家(ごうだよしいえ)さん著 『自虐の詩』 を読みました。 評価は、星3つです。 ”日本一泣ける4コマ”として一世を風靡した? 有名な漫画ですが、 正直、私は泣けませんでした。 今回、文庫版で読みましたが、 文庫版は上下2巻から成っていて、 はじ…

映画 不毛地帯  ★★☆☆☆

仲代達矢さん主演、 山本薩夫さん監督の映画、 『不毛地帯』 を鑑賞しました。 いろいろお粗末だったので、 評価は、星3つです。 この映画は、 山崎豊子さんの小説『不毛地帯』が原作になっていて、 1976年に映画化されたものですが、 映画では原作の前半部…

シュナの旅 ★★★☆☆

宮崎駿さんの作品 『シュナの旅』 を読みました。 評価は、星3つです。 満足度が下手な映画以上な「1巻完結」の漫画集 カゲヒナタのレビュー VIPPPERの漫画 : そろそろ最高の一巻完結漫画決めようや 一巻完結漫画の代表作として、 いろいろなところで推薦さ…

坂道のアポロン  ★★★★★

小玉ユキさん著 『坂道のアポロン』 を読了しました。 評価は、星5つです。 久しぶりに、 感動するマンガを読みました! あまり少女マンガ?って好きじゃないんですが、 これはストーリーも絵も素晴らしかった。 …というか、 自分の好みに合っていた という…

日本人と神様  ★★★★☆

櫻井治男さん著 『日本人と神様 ゆるやかで強い絆の理由』 を読了しました。 評価は、星4つです。 神道では、 「八百万(やおろず)の神」といわれるくらい、 神様の種類が多いわけですが、 この本では、 それぞれの神様や神社の役割、 神職の歴史や種類な…

映画 わが母の記   ★★★★☆

久しぶりに自宅で映画を観ました。 主演:役所広司さん、 監督:原田眞人さんの作品、 『わが母の記』。 作家・井上靖さんの自伝的小説を映画化したもの。 評価は、星4つです。 私評ですが、 とてもいい映画でした! 邦画にありがちの繊細さ・しんみり感が…

ようこそ、わが家へ   ★★★★☆

池井戸潤さんのミステリー 『ようこそ、わが家へ』 を読み終えました。 評価は、星4つです。 いまや、 飛ぶ鳥を落とす勢いの池井戸さん。 この本は、 彼の小説のなかでも、 わりと初期のころのものらしいですが、 さすが、池井戸潤! 面白くて一気に読めま…

落日の王子  ★★★★☆

黒岩重吾さん著 『落日の王子』 を読み終えました。 評価は、星4つです。 黒岩さんの古代小説を読むのは、 『聖徳太子 日と影の王子』 『斑鳩王の慟哭』 に続いて3作目です。 前読『聖徳太子 日と影の王子』のほうでも記載しましたが、 黒岩さんの古代小説…

日本人のための神道入門   ★★★☆☆

武光誠さん・グレイルさん共著、 『日本人のための神道入門』 を読み終えました。 評価は、星3つです。 ▽内容: 古代から生活の中に脈々と受け継がれてきた神道。「自然を大切にし、人間同士が信頼し助け合う」。この神道の精神こそ、現代人がなくしかけて…

格付けしあう女たち   ★★☆☆☆

白河桃子さん著 『格付けしあう女たち 「女子カースト」の実態』 を読みました。 評価は、星2つです。 星1つでもいいかも。。。 今回は、ちょっと辛口です。 ▽内容: 「八千円のランチに行けるか、行けないか」で「ママカースト」が決まる!?女性の間に生ま…

「アラブの春」の正体   ★★★★★

重信メイさん著 『「アラブの春」の正体 ──欧米とメディアに踊らされた民主化革命』 のブックレビュー:後半(備忘録)です。 とても面白かったです。 長くなってしまったので、 感想(前半)と備忘録(後半)に分けました。 ▽感想は、こちら(前半) 「アラ…

「アラブの春」の正体   ★★★★★

重信メイさん著 『「アラブの春」の正体 ──欧米とメディアに踊らされた民主化革命』 を読み終えました。 評価は、星4つです。 実は最初、 長沢栄治さんという方が書かれた、 エジプト革命―アラブ世界変動の行方 (平凡社新書) という本を読んでいたのですが…

生きる悪知恵  ★★★☆☆

西原理恵子さん著 『生きる悪知恵 正しくないけど役に立つ60のヒント』 を読了しました。 評価は、星3つです。 西原理恵子さんといえば、 映画『毎日かあさん』で、 小泉今日子が彼女の役を演じていましたが、 あの映画を観て、 すごい肝っ玉母ちゃんだなー…

映画 ウルフ・オブ・ウォールストリート ★★★☆☆

遅ればせながら、 マーティン・スコセッシ監督 / レオナルド・ディカプリオ主演の、 ウルフ・オブ・ウォールストリート を観てきました。 え?いまさら?? という感じですが、 東京・高田馬場の早稲田松竹では、 いろいろなテーマのもと、 一昔前の映画を観…

貧困ビジネス ★★★☆☆

門倉貴史さん著『貧困ビジネス』を読み終えました。評価は、星3つです。安定したソフトな文体と、その分かり易さは相変わらずで、とても読みやすかったです。個人的には、目からウロコのような新たな発見(刺激?)が少し足りず、星3つにとどまりましたが、…