夏樹静子さん著 『椅子がこわい』 を読み終えました。 評価は、星4つです。 金子哲雄さんの闘病記 『僕の死に方』を読んだときもそうでしたが、 こういう闘病記とかって、 評価するということ自体が実はめちゃくちゃおこがましい。 闘病に良いも悪いもない…
池井戸潤さん著 『ロスジェネの逆襲』 を読み終えました。 評価は、星4つです。 いやー面白かった! さすが、池井戸さん。 やっぱ、安定してますねー。 ▽内容: ときは2004年。銀行の系列子会社東京セントラル証券の業績は鳴かず飛ばず。そこにIT企業の雄、…
久住昌之さん原作、谷口ジローさん作画のマンガ 『孤独のグルメ』 を読み終えました。 評価は、星3つです。 ▽内容 主人公・井之頭五郎は、食べる。それも、よくある街角の定食屋やラーメン屋で、ひたすら食べる。時間や社会にとらわれず、幸福に空腹を満たす…
ちょっと前に、 NHKのプレミアムシネマで放送していた映画 『カティンの森』 を観ました(録画)。 評価は、星3つです。 一種の戦争映画なんですが、 こういう場合の評価って難しい。 戦争のことを評価するような感じもして、 それだと、 めちゃくちゃおこ…
谷口ジローさん 『犬を飼う』 を読みました。 評価は、星3つです。 いや、4つかな? 4つにします。 この人の絵は、 最初は苦手だったんですが、 『神々の山嶺』を読んでから、 ものすごく好きになりました。 内容も、 実体験に基づくぶんリアルでしたし、…
萩尾望都(はぎおもと)さんのマンガ、 『11人いる!』 を読み終えました。 評価は、星2つです。 萩尾望都さん、 いままでよくお見かけしていたのですが、 なかなか読む機会がなく、 スルーしていました。 そもそもお名前の読み方も知らず、 「もと」と読む…
福原直樹さん著 『黒いスイス』 を読み終えました。 評価は、星4つです。 スイスと言えば、 私は、 アルプスの少女ハイジや、 マッターホルンやアイガーといった山々を思い描くのですが、 この本は、 そんな牧歌的なスイスのイメージを、 見事に覆してくれ…
石黒正数さんの短編漫画集 『探偵綺譚』 を読みました。 評価は、星1つです。 えー、 全然ダメでした。 (by 酷評さゆり) ▽内容: 表題作『探偵綺譚』は、ヒット作『それでも町は廻っている』の人気キャラクター「嵐山歩鳥&紺双葉」の先輩後輩コンビが友人…
近藤誠さん著 『医者に殺されない47の心得』 を読み終えました。 評価は、星4つです。 話題のお医者さんによる話題の本というだけあって、 とても面白かったし、 勉強になりました。 この先生、 絶対に日本の医学界からバッシングを喰らっているだろうな、 …
康 熙奉(カン ヒボン)さん著 『知れば知るほど面白い 朝鮮王朝の歴史と人物』 を読み終えました。 評価は、星3つです。 雑学程度に読みたかったので、 内容自体にはまったく不満ありませんが、 「へぇー!!」とか「え?!そうなんだ!!」みたいな 斬新…
岩明均さんのマンガ 『ヘウレーカ』 を読みました。 評価は、星2つです。 岩明均さんといえば、 右手のミギーでおなじみ、 『寄生獣』の作者ですが、 あの独特の世界観みたいなものは、 この作品には描かれておらず、 そもそも作者は何を主張したいのか、 …
夢枕獏さん原作・谷口ジローさん画のマンガ 『神々の山嶺(いただき)』 を読了しました。 評価は、星5つです。 最近、マンガばかり読んでいますが、 このマンガはすごかった!!! めちゃくちゃ壮絶。 生死をかけた自分との闘い。 登山家の話は、 たとえば…
長谷川淳史さん著 『腰痛は〈怒り〉である』 を読了しました。 評価は、星5つです。 正直、 まだ疑心暗鬼の部分はありますが、 書かれていることと自分の状態がめちゃくちゃ一致していて、 これは当たっているかもしれない?! と受け止めた次第です。 個人…
オーウェン・ウィルソン主演、 ピーター&ボビーのファレリー兄弟監督の映画 『ホール・パス 帰ってきた夢の独身生活〈一週間限定〉』 を観ました。 評価は、星3つです。 2011年に製作された、 くだらないコメディ映画ですが、 まあまあ普通に面白かったで…
石黒正数さんのマンガ 『外天楼(げてんろう)』 を読み終えました。 評価は、星3つです。 うーん、おもしろかったんですが、 ちょっと期待し過ぎたかもしれません。 いっそほかの人のレビューなんて見ずに読んでいたら、 もっと点数高かったかも? もうね…
業田良家(ごうだよしいえ)さん著 『自虐の詩』 を読みました。 評価は、星3つです。 ”日本一泣ける4コマ”として一世を風靡した? 有名な漫画ですが、 正直、私は泣けませんでした。 今回、文庫版で読みましたが、 文庫版は上下2巻から成っていて、 はじ…
仲代達矢さん主演、 山本薩夫さん監督の映画、 『不毛地帯』 を鑑賞しました。 いろいろお粗末だったので、 評価は、星3つです。 この映画は、 山崎豊子さんの小説『不毛地帯』が原作になっていて、 1976年に映画化されたものですが、 映画では原作の前半部…
宮崎駿さんの作品 『シュナの旅』 を読みました。 評価は、星3つです。 満足度が下手な映画以上な「1巻完結」の漫画集 カゲヒナタのレビュー VIPPPERの漫画 : そろそろ最高の一巻完結漫画決めようや 一巻完結漫画の代表作として、 いろいろなところで推薦さ…
小玉ユキさん著 『坂道のアポロン』 を読了しました。 評価は、星5つです。 久しぶりに、 感動するマンガを読みました! あまり少女マンガ?って好きじゃないんですが、 これはストーリーも絵も素晴らしかった。 …というか、 自分の好みに合っていた という…
櫻井治男さん著 『日本人と神様 ゆるやかで強い絆の理由』 を読了しました。 評価は、星4つです。 神道では、 「八百万(やおろず)の神」といわれるくらい、 神様の種類が多いわけですが、 この本では、 それぞれの神様や神社の役割、 神職の歴史や種類な…
久しぶりに自宅で映画を観ました。 主演:役所広司さん、 監督:原田眞人さんの作品、 『わが母の記』。 作家・井上靖さんの自伝的小説を映画化したもの。 評価は、星4つです。 私評ですが、 とてもいい映画でした! 邦画にありがちの繊細さ・しんみり感が…
池井戸潤さんのミステリー 『ようこそ、わが家へ』 を読み終えました。 評価は、星4つです。 いまや、 飛ぶ鳥を落とす勢いの池井戸さん。 この本は、 彼の小説のなかでも、 わりと初期のころのものらしいですが、 さすが、池井戸潤! 面白くて一気に読めま…
黒岩重吾さん著 『落日の王子』 を読み終えました。 評価は、星4つです。 黒岩さんの古代小説を読むのは、 『聖徳太子 日と影の王子』 『斑鳩王の慟哭』 に続いて3作目です。 前読『聖徳太子 日と影の王子』のほうでも記載しましたが、 黒岩さんの古代小説…
武光誠さん・グレイルさん共著、 『日本人のための神道入門』 を読み終えました。 評価は、星3つです。 ▽内容: 古代から生活の中に脈々と受け継がれてきた神道。「自然を大切にし、人間同士が信頼し助け合う」。この神道の精神こそ、現代人がなくしかけて…
白河桃子さん著 『格付けしあう女たち 「女子カースト」の実態』 を読みました。 評価は、星2つです。 星1つでもいいかも。。。 今回は、ちょっと辛口です。 ▽内容: 「八千円のランチに行けるか、行けないか」で「ママカースト」が決まる!?女性の間に生ま…
重信メイさん著 『「アラブの春」の正体 ──欧米とメディアに踊らされた民主化革命』 のブックレビュー:後半(備忘録)です。 とても面白かったです。 長くなってしまったので、 感想(前半)と備忘録(後半)に分けました。 ▽感想は、こちら(前半) 「アラ…
重信メイさん著 『「アラブの春」の正体 ──欧米とメディアに踊らされた民主化革命』 を読み終えました。 評価は、星4つです。 実は最初、 長沢栄治さんという方が書かれた、 エジプト革命―アラブ世界変動の行方 (平凡社新書) という本を読んでいたのですが…
西原理恵子さん著 『生きる悪知恵 正しくないけど役に立つ60のヒント』 を読了しました。 評価は、星3つです。 西原理恵子さんといえば、 映画『毎日かあさん』で、 小泉今日子が彼女の役を演じていましたが、 あの映画を観て、 すごい肝っ玉母ちゃんだなー…
遅ればせながら、 マーティン・スコセッシ監督 / レオナルド・ディカプリオ主演の、 ウルフ・オブ・ウォールストリート を観てきました。 え?いまさら?? という感じですが、 東京・高田馬場の早稲田松竹では、 いろいろなテーマのもと、 一昔前の映画を観…
門倉貴史さん著『貧困ビジネス』を読み終えました。評価は、星3つです。安定したソフトな文体と、その分かり易さは相変わらずで、とても読みやすかったです。個人的には、目からウロコのような新たな発見(刺激?)が少し足りず、星3つにとどまりましたが、…