「アラブの春」の正体   ★★★★★

重信メイさん著

『「アラブの春」の正体 ──欧米とメディアに踊らされた民主化革命』

を読み終えました。

 

評価は、星4つです。

 

実は最初、

長沢栄治さんという方が書かれた、

エジプト革命―アラブ世界変動の行方 (平凡社新書)

という本を読んでいたのですが、

あまりに学術的すぎて私には難しく、

途中で頓挫してしまい、

こちらの本にあらためたという経緯があります。

 

長沢先生の著書に比べると、

重信さんが書かれたこちらの本は、

とてもわかりやすくて読みやすかったです。

 

ここ最近、

ふだん何気なく見聞きしていた中東情勢の裏には、

実は、

それぞれの国にそれぞれの事情があって、

実は欧米の利権が絡んでいたり、

そもそも結論ありきで報道されてしまっているから、

その結論に沿って国際世論も形成されてしまっていたり、

まさに

「欧米とメディアに踊らされて」いたことがよくわかります。

 

戦争や政治において、

政府やある国に都合のよい国民的・国際的コンセンサスが形成されるとき、

そのプロパガンダによる大衆操作において、

メディアが大いに活用されるのはよくある話ですが、

 

昨今アラブ世界で起きていた民主化のうねりにおいても、

類にもれず、

この「あるある」が起こっていたようで、

本書ではその流れを具体的に紐解いていきます。

 

宗教・政治・歴史・経済・法律など、

わりと幅広く触れられているので、

知識の浅い私には読み解くのが難しい部分もあったのですが、

「目からウロコ」的な話が多く、

とても面白かったです。

 

今回、長くなってしまったので、

 ブックレビューを

前半:感想

後半:備忘録

の2つに分割しました。

 

こちらは前半:感想になります。

後半はこちら) 

 

▽内容:

中東に訪れた「民主化」の波。本当に訪れたのは「春」ではなかった―大手メディアが伝えない「革命」の真実とその裏側。独裁政権崩壊という同じような状況に見えて、その内実は大きく異なる。なぜNATO軍リビアにのみ軍事介入したのか?天然資源取引における基軸通貨戦争とは。欧米の、資本の原理が潜む。

 

はじめに印象的だったのは、

著者・重信メイさんのご経歴です。

 

まったく知りませんでしたが、

彼女は元・日本赤軍のリーダー:重信房子の娘さんです。

 

重信房子さんについても、

私はあまり詳しくないのですが、

彼女は全共闘時代まっただ中の明大で学生運動に参加し、

その後、海外で赤軍派の基地をつくろうとパレスチナへ赴いて、

あの日本赤軍を結成します。

 

このとき、

同じく左翼だった奥平剛士という活動家と偽装結婚し、

「奥平房子」として出国していますが、

奥平さんは翌年、

PFLPパレスチナ解放人民戦線)と結託して

イスラエルで「テルアビブ空港乱射テロ」を起こして死亡。

 

その後、

重信房子さんはパレスチナ人男性と再婚して、

その間に生まれたのが、

著者の重信メイさんです。

(とても綺麗な女性!)

 

お母さんの房子さんもまた、

乱射事件やハイジャック・外国公館襲撃など、

派手なテロ活動を繰り広げ、

多数の民間人を犠牲にしたために、

世界各国から大ブーイングをくらっていましたが、

イスラエルと敵対するパレスチナ人の一部からは英雄扱いされていたとか。

 

フランス大使館占領(ハーグ事件)への関与から、

国際指名手配を受けて逃亡していましたが、

偽造旅券をつかって日本に戻り、

潜伏していたところを公安に捕えられ、

懲役20年!の服役中だとか。

 

彼女もいまや御年68歳。

6年前(H20)から大腸がんを患い、

八王子医療刑務所で抗がん剤治療を受けながら服役しているそうです。

 

いわゆる「アカ」を母にもち、

イスラエルパレスチナ人活動家を父として、

レバノンのベイルートで「無国籍人」として生まれ育ったメイさん。

 

彼女はベイルートのアメリカン大学を卒業後、

2001年に日本国籍を取得しており、

同志社大学でメディア学を専攻、

いまは中東問題・中東メディア専門のジャーナリストとして、

特派員・執筆活動を繰り広げているようです。

 

いままでどんな思いで生きてきたんだろう、

お母さんをどう思っているんだろう、

面会にはちゃんと行っているのかな、

…などなど、

彼女の生き様やお母さんへの思いに興味津々ですが、

このあたりはまた別の著書で述べられているようなので、

追って読ませて頂きたいと思っています。

秘密―パレスチナから桜の国へ 母と私の28年

秘密―パレスチナから桜の国へ 母と私の28年

 

 

本書のなかで著者は、

 

そもそも、

中近東や北アフリカといった、

いわゆるアラブ世界について、

私たち日本人はよく知らないし、

メディアを通して知らされることも、

自分が知っている現実とはかけ離れている

と指摘しています。

 

それは極論すると、

欧米や権力者に都合のよいようにバイアスがかけられ、

情報が操作されているからだと述べられていました。

 

本書全体をとおしてうかがえるのは、

彼女がもつ、

生まれ故郷のアラブ世界への愛着心と、

欧米の資本主義・メディアの偏重主義への反発心

の強さです。

 

それは、

彼女が生まれ育った土地柄や「血」が、

多分に影響を及ぼしていると想像できますが、

だからといって彼女もまた「アカ」なのかというと、

決してそうではないと思います。

 

かつて故・三宅久之氏とのテレビ対談で、

重信房子さんを擁護するような発言をしたとして、

三宅氏から猛烈に非難されたようですが、

子供のことならともかく、

親のことで責められても…と思いますし、

 

少なくともこの本を読む限りでは、

欧米批判の点からは一見「左」のようにも見えますが、

彼女はフラットに物事をとらえようとしているだけであって、

ニュートラルな考えの持ち主だと思いました。

 

そもそも彼女は、

欧米が絶対にダメだとか、

資本主義が絶対に悪いとか、

民主主義は間違っているとか、

そういうことを言っているわけではありません。

 

彼女はただ、

今回のアラブ世界の騒動について、

私たちがニュースで見聞きしていることだけが真実ではない

と言っていて、

欧米や諸外国が政治的に都合よく騒動を利用している面もあるのが問題だ

と言っているのです。

 

2010年から起こった、

中近東・北アフリカでの大規模な反政府活動や抗議運動について、

はじめに彼女はこのように問いかけています。

 

世界中のメディアがこの一連の動きを「アラブの春」と呼び、「民主化」への大きな前進だと称賛しました。

しかし、本当にアラブに「春」は来たのでしょうか?

 

民主化への前進と「称賛」しているのは、

アラブ世界に身をおかない外野たちであって、

そのほうが外野にとって都合がいいから「称賛」しているだけで、

 

「中の人たち」すなわちアラブ世界の諸国民のなかには、

本当はこれでよかったと思っていない人も多数いる、

蓋をあけたら「春」どころか「冬」だった、

というケースも指摘しています。

 

そもそもこの「アラブの春」という呼び方について、

長沢栄治さん著・『エジプト革命』でも書かれていましたが、

 

チュニジアに始まるアラブ諸国の抗議運動の高まりと政権転覆、さらには体制改革の一連の動きを「アラブの春」と多くの人が呼んでいる。しかし、これは欧米のマスメディアが勝手に名づけた言葉だとして、アラブの人たちの中には反発する声も強い。

 

とあるように、

この呼び方自体が、

欧米の価値観で勝手につけられた造語というわけです。

 

これは、

かつてコロンブスがアメリカ大陸に到達したことが、

「新大陸発見」という歴史上の大いなる偉業として称賛されているのと似ています。

 

発見されたほう(先住民)は、

本当に幸せだったかどうかなんてわからない。

発見したほう(ヨーロッパ人)が、

勝手に素晴らしいと思っているだけで。

 

未開な地・野蛮な民族を、

俺たちが文明をもたらし開化させてやったんだ!と。

 

アラブの春」もこれと同じようなもので、

「春」だの「民主化」だのと、

欧米が彼らの価値観で勝手に称賛しているわけです。

 

ちなみに、

この「アラブの春」が始まりとされるチュニジアの「ジャスミン革命」も、

チュニジアを代表する花の名前をとって、

欧米がつけた呼称であり、

 

現地の人たちは正式には「尊厳と自由の革命」と呼んでいる

 

のだそうです。

 

そして、

内実はそれぞれの地域で違うのに、

各地で起こっている一連の騒動を一括りにして、

世界各国に報道されています。

 

ここにもほら、

こんな憎むべき独裁者がいますよ、

その専制っぷり・非情っぷりはこんなにひどいんです、

彼らは弾劾されて当然です、

そもそも背景には宗教や民族の違いがあって、

アラブの人々は皆、

こうした専横政治や宗教・民族差別から脱却するために、

自由で平等な生き方を求めて「民主化革命」を起こしたんです!

と言うように。

 

重信さんは言います、

 

アラブ社会を肌で経験し、アラブについての報道をモニターし続けてきた私から見ると、「アラブの春」の報道は偏っているように見えてなりません。(中略)

宗教が違うから、政治体制が違うから、文化が違うからと違いが強調されがちなアラブですが、そこで起こっていることはわかりづらくも何ともない、人間の普遍的な問題です。

 

一般に、

「革命」というと「市民革命」に代表されるように、

市井の人たちによって古い政治秩序が壊されて新しい政治秩序が構築される、

(良い意味での)「社会改革」とイメージされます。

 

下からの突き上げによる政治秩序・社会体制の変革

という感じでしょうか。

 

私がこの本を読んで特に感じたのは、

我々がふだんニュースや本で目にする「革命」という言葉が、

誰にとって革命なのか?

ということを認識しておく必要があるなと思いました。

 

本来は、

改革を企てる主体者たちにとって「革命」であるか否かが重要であって、

報道する側やターゲットとされる権力者側が、

それを定義するものではないはずです。

 

ところが、

報道する側や権力者側が彼らの価値観で、

「革命」としたりしていなかったりするケースが多い(と思います)。

 

新しい政治秩序・社会体制を求める動きを、

外野が称賛すべきこととして捉えれば、

それは「革命」であり、

非難すべきこととして捉えれば、

それは「騒乱」とか「反乱」と言われる。

 

本書を読むと、

欧米のジャーナリズムが報道した「アラブの春」は、

「革命」と言われたものが実は権力抗争の内戦であったり、

反対に「騒乱」「反乱」と言われたものが本来は、

「革命」を目指していたものだったり、

「革命が達成されて終焉した」と言われていても、

蓋をあけたら為政者の首がすげかわっただけで、

大して何も変わっていなかった、

ということがよくわかります。

 

何が「革命」で何が「革命」でないかは、

欧米やメディアによって都合よく定義され、

その情報を受ける私たちも少なからず操作されている、

ということを

少し知っておいたほうがいいのかもしれないなと思いました。

 

前述の『エジプト革命』で、

著者の長沢栄治氏はこのように指摘しています。

 

民衆革命だ、アラブ革命だと騒ぎ立てるけれど、結局は大統領の首がすげ変わっただけで、何が変わるというのか。そんな冷めた見方もある。「革命」などではなく、不満が爆発し、憂さ晴らしをしただけの「騒乱」ではないか。新しい政治の秩序ができるわけはなく、一時的な混乱が続いているだけで困ったものだ。早く終わってほしい。こんな具合に事態を冷ややかに、しかし内心は戦々恐々と見守る国も周辺には多い。中でもイスラエルは、今回のアラブ諸国の事態を「騒乱」としか呼んでいないようである。末期のムバーラク政権をどうか見放さないでほしい、さもなくば反米のイスラーム主義ができてしまうぞと、米国に警告したサウジアラビアなど、アラブの保守的な王国政府も同じような態度を見せている。

騒乱なのか、革命なのか。たしかに、政権は転覆し、革命は成功したと述べつつも、革命は続いている、と語る矛盾した表現もしばしば見られた。革命はまだ終わってはいない、本物の革命になるのはこれからだとか、あるいは「未完の革命だ」という指摘も見られた。

 

これは 、

「革命」という言葉が、

いかに第二者・第三者の都合で語られることが多いか、

ということを如実にあらわしていると思いました。

 

「革命」とみなされないものは「反乱」や「騒乱」として語られ、

あるいは都合が悪いのであえて報道しないよう、

メディアに圧力がかかったり。

 

そもそもアラブという地域では、

そこにある国自体が欧米によって勝手に分断されたものであり、

彼らがアラブを語るとき、

いまなお自分のものかのように、

上から目線で意見しようとしている感じはあると思います。

 

これに関しては、

重信さんがとても面白いことを言っていました。

 

地図をみていただければわかりますが、リビアでもエジプトでもサウジアラビアでも、まっすぐに定規で引いたようになっています。それは、イギリスやフランスなどが地図の上に勝手に引いた国境だからです。

 

確かに!まっすぐだし。

 

また、

アラブの春」の最中に、

イエメンの民主活動家:タワックル・カルマン女史が

ノーベル平和賞を受賞したことについても、

 

もともとノーベル平和賞は非常に政治的です。欧米が取り上げたい国や地域、権力者、話題の中で目立っている人間が選ばれます。

タワックル・カルマンに授賞したのは、欧米はイスラムに敵対していないというメッセージでもあるし、革命を支援しているというメッセージでもあったと思います。イスラムの女性、アラブ人ということで選ばれたのでしょう。(中略)

ノーベル賞をもらったことそれ自体は悪いことではありませんが、そこに政治的な意図があることを私たちは忘れるべきではないでしょう。

 

として、

ここにも欧米の勝手な意図が含まれていることを指摘していました。

 

ふだん私たちが受けている教育や情報から、

私たちはあたかも自分自身で、

「いい」とか「悪い」といった価値判断をつけている気になっていたり、

その情報を当たり前のこととして頭にインプットしているけれども、

 

国境がまっすぐなのは当たり前ではないわけだし、

ノーベル平和賞は特定の勢力(欧米)の価値基準が入っていて、

私たち自身が「いい」と判断しているわけではありません。

 

これぞまさに、

養老先生がいうところの『バカの壁』。

 

重信さんも、

何でも間でも報道を真に受けるのではなく、

以下のような向き合い方が必要だと言っていました。

 

報道を受け取る私たちも、情報の真贋について、疑ってかかれるだけのリテラシーを持つことが求められています。 

 

彼女は、

 

アラブの春」の本質はメディア戦争だったと思います。資金や軍事を使わずに、標的にした政権を倒すメディア戦争です。そのとき主役は市民のときもあれば、メディア自身であることもあります。

 

と論じていて、

 

国内・国外の世論が、

いかにメディアによって操作され、

人々を騒動に駆り立てたか・拡大させたか、

ということに言及しています。

 

まとめると、

今回の「アラブの春」については、

大きく3つのステップがあるようでした。

 

①一般市民や迫害を受けていた人々の鬱積した不満が爆発したこと。

 

それは経済的なことでいえば、

生活レベル・労働条件・福祉対策が挙げられますし、

 

政治的なことでいば、

国内的には権力者の汚職や政府の腐敗、

国外的には対パレスチナ政策が挙げられます。

 

これらに、

宗教(宗派)の違いや対立が絡んでくる。

 

アラブの春」が語られるとき、

革新(民主化)を目指していたのに

超保守(イスラム原理主義)に戻ってしまった

ということはよく聞きますし、

 

そもそもイスラム教だから仕方ないとか、

イスラム教(の宗派対立もある)だから難しい、

といった印象もあります。

 

ただ、

重信さんはこのように言っていました。

 

イスラム教が悪いのではなく、イスラムの考え方をどのように社会に反映させるかが問題なのです。

 

彼女はまた、

このようにも述べていましたが、

 

アラブの国々が「民主主義」を実現するためには、その国の国民がどういう民主主義を実現したいのかをよく議論する必要があると思います。

 

この「アラブの民主主義」を実現するときに、

イスラムの考え方をどのように反映させるのかを

同時に考えていく必要がありそうです。

 

②これに諸外国(おもに欧米)の対外政策・利権が絡んできたこと。

 

リビア天然ガスやアフリカの利権が奪われることへの脅威、

シリアの社会主義路線や親イラン路線への脅威、

湾岸諸国の政情が不安定になることで、

石油価格が高騰してしまうことへの危機感

などが挙げられます。

 

こうした諸外国の思惑で、

内戦に発展したり革命が押え込められたわけです。

 

良くも悪くもメディアが事を大きくしたり、小さくしたり、騒動の発展と沈静化に多大な影響を及ぼしていたこと。

 

マスメディアでは、

各国の利権が絡んだ偏った報道がなされましたが、

 

一方で、

インターネットによるシチズン・ジャーナリズム(市民の報道)が繰り広げられ、

市井の人々が世論を形成する動きも見られました。

※偽の動画だったり情報が出回ることもあったようです。

 

このメディアの功罪については、

著者が終始アルジャジーラに批判的だったのが印象に残っています。

逆にとても詳しいなとも思いました。

 

どうやら彼女は、

同志社大学院時代の博士論文が、

 

アルジャジーラ放送アラビア語報道局によるフレーミングと議題設定効果の研究 :衛星チャンネルのアラブ社会への影響の視点から」

 

というものだったようで、

 

もともとアルジャジーラについては下地があるというか、

相当な思い入れがあったんでしょう。

 

このテーマ、面白いなぁ。

 

私も中東によく行っていたので、

アルジャジーラについては、

いつも見ようともなく見ていたクチですが、

この本を読んで、

ものすごくアルジャジーラに興味が湧きました。

アルジャジーラをもっと知りたくなりました。

 

その他にも印象に残ったことはたくさんあるのですが、

それは後半にてまとめておきたいと思います。

 

▽後半:備忘録は、こちら

「アラブの春」の正体 ★★★★★ - pole_poleのブログ

 

 

とにかく、

とても面白い一冊でした!

 

■まとめ:

・普段ニュースで見聞きしていたアラブ情勢の裏には、実は私たちが知らない(知らされていない)ことも多く、目からウロコ的な話が多かった。我々がニュースや教育で受動的に受けているものばかりが真実ではなく、そこには何らかの利権や価値基準が入っていることを(排他的にならずとも)知っておくべきだと思った。

・本書を通して、著者の、生まれ故郷のアラブ世界への愛着心と、欧米の資本主義・メディアの偏重主義への反発心がうかがわれた。前者はレバノンで過ごした生い立ちが、後者はメディア学を専攻しジャーナリストとしての矜持が、彼女をそうさせているのかと思う。

・「アラブの春」は大きく3つのステップから成っている。①一般市民や迫害を受けていた人々の鬱積した不満が爆発したこと。②これに諸外国(おもに欧米)の対外政策・利権が絡んできたこと。③メディアが事を大きくしたり、小さくしたり、騒動の発展と沈静化に多大な影響を及ぼしていたこと。実はあまり表立ってないが、②と③の功罪は大きい。その意味で「アラブの春」は、欧米とメディアに扇動されたといえる。

 

■カテゴリー:

政治

 

■評価:

★★★★★

 

▽ペーパー本は、こちら

 

Kindle本は、いまのところ出ていません