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すりへらない心をつくるシンプルな習慣 ★★★☆☆

心屋仁之助さん著

すりへらない心をつくるシンプルな習慣

を読みました。

 

評価は、星3つです。

 

なるほどなーウンウン!

と頷けたところも確かにありましたが、

 

なんか矛盾してないか?

言ってることに無理ないか?

と不信を感じたところがあったことと、

 

この手のメンタル系・自己啓発系分野でいうと、

どうしても、

小池龍之介さんや森博嗣さんを読んだときのような、

強烈なインパクトを受けなかったことが、

この評価になりました。

 

TVでもたまに拝見していた心屋さん、

この人は、

実際に言葉を発して、

表情をあらわしてこそ、

インパクトのある人だと思います。

 

つまり、

しゃべりがうまい。

 


キンタロー。の苦悩 心屋仁之助のアンサー ナイナイアンサー06 - YouTube

 


キンタロー。の苦悩 心屋仁之助のアンサー2 ナイナイアンサー07 - YouTube

 

本で読むより、

映像で見たほうが、

そこに漂う空気感やオーラから、

ものすごい説得力を感じる。

 

そう思うのは、

自分だけか??

(別に本だと胡散臭いというわけではないんですが)

 

▽内容:

自分をすりへらしながら、生き急ぐように働いていませんか?生きるのに、ほんの少し疲れたら―立ち止まって、ゆっくり考える。すりへったぶん、たっぷり満たす。超人気の心理カウンセラーが説く、自分らしくラクに生きるヒント。

 

Amazonで、

著者のご経歴をみると、

 

佐川急便の営業企画管理職として働いていたが、
家族に起こった事件がきっかけとなり、心理療法を学び始める。

その過程で自身の性格が変容していくことに気づき、
心理療法を世に広める必要性に目覚める。

それが原点となり、「性格改善」を専門としたカウンセリング活動をスタート。

 

と、あります。

 

そもそも、

「心屋仁之助」って本名なのか?

と疑問でしたが、 

 

どうやらネットで調べると、

これはビジネスネームのようで、

本名は「佐伯仁志」というようです。

 

家族の事件っていうのも気になりますが、

これは離婚みたいです。

 

TVで拝見する限り、

いまでこそ温和で聞き上手な心屋さんですが、

 

バリバリのサラリーマン時代は、

ストイックでまわりの粗探しばかりする上司であり、

家庭でも何かと文句ばかり、

私生活は崩壊し、

人生を見直すようになったそうです。

 

彼はご自身の職業を

「性格リフォーム心理カウンセラー」

というふうに定義しています。

 

この本にもありましたが、

彼の主張は大きく2つかなと思います。

 

まず、

性格はかえられるということ。

 

そして

性格や人生は、

すべて自分の思い込みであるということ。

 

つまり、

思い込みを変えれば、

性格も人生もかえられる

というわけです。 

 

彼はこれといったカウンセラーの資格はもっておらず、

それが原因で、

胡散臭い・信用できない

といった批判もあるようですが、

 

アドバイスを受ける側からすると、

正直、

資格の有無はあまり関係なく、

結果が伴えばいいんじゃないかと思います。

 

そんなこといったら、

世の中の自己啓発本書いている人たちは、

資格がない人も沢山いるわけで、

 

結局、

受け手が啓発されれば、

資格は関係ないと個人的には思います。

 

本格的なマインドコントロールとか瞑想とかになると、

我流だとちょっと怖いですけども。

 

さて、

肝心な内容のほうですが、

 

印象に残ったことを

バラバラと書き留めておきます。

 

1.

私たちが心がすりへっているとき、よく使う言葉は「のに」という言葉

・我慢しているのに

・こんなに頑張っているのに

・ちゃんとやっているのに

 

「のに」という言葉を吐き出しながら、「むなしい」「満たされない」と感じているのです。そう感じながら働いていれば、心がすりへってしまうのも当然です。

 

2.

心がすりへってしまう人は、がんばり屋だったり、優しい人だったりする人が多い

 

「心をすりへらしてしまう人」というのは、「やりたいこと」より「やらなきゃいけないこと」を優先してしまう人といったほうがいいかもしれません。(中略)

また、「心をすりへらしてしまう人」は、自分の「やりたい」より、他人やまわりの「やりたい」や「やるべき」を優先させる人だったりもします。まわりや他人を優先させた結果、自分をすりへらしてしまうんです。

 

3.

忙しいことに忙しいと、自分のやりたいことを見失う

 

疲れたなと思ってたら、行き急いでいるなと感じたら、歯車の一部になったような気持ちになったら、「本当はどんなことがしたいの?」そんな言葉を自分に問うてみてください。

 

4.

天職を「探している」人は、一生天職には出会えない。勝手にあきらめたものの中に天職はある。

 

「天職」を見つけるためには「ちゃんと自分と向かい合うこと」「できそうもないとあきらめた自分をちゃんと見つめること」が必要なのです。そして、「本当にやりたいこと」は、すでに無理だと思っていること、あきらめたことの中にあったりするんです。そこを探してみてはどうでしょう。

 

5.

いま自分が感じている「感情」というのは、過去の記憶で出来ている。記憶のデータベースから似たようなものを引き出して照合し、勝手に同じように思い込んでいるだけ。

 

目の前の出来事に反応しているというよりも、過去の感情を、再び味わっているようなものなのです

 

6.

「損してもいい」「嫌われてもいい」と思って行動しているほうが、よろこびを得やすい。

 

「損してもいい」と思っていると、結果、得する。(中略)全力で「損したくない」と叫ぶ。すると、結果、損する。

「損してもいい」そう思えたとき、たくさんのものが与えられるのかもしれませんね。

 

7.

一般的には、ネガティブな言葉よりポジティブな言葉を使うといいと言われているが、ネガティブな言葉も溜め込まずに吐き出すほうがよい。いい言葉も悪い言葉も両方使って、ネガティブもポジティブも両方だす。

 

我慢して、我慢して、我慢して、溜め込んで、溜め込んで、溜め込むと…どうなるか。(中略)心の容量を超えて自分のブレーカーが落ちて、心も体も動かなくなります。

 

感じた「言葉」「感情」は、たとえ「ネガティブなもの」であっても「ちゃんと吐き出す」「隠さない」「飲み込まない」

 

8.

相手がいる場合には、悪い感情は「ぶつける」のではなく、「ただ、出す」。相手の反応を求めてはいけない。

 

「私は、今、こう感じている」と言って、ただ見せる。ぶつけない。

 

汚い言葉、思いを全部吐き出したあと、「でも」と付け加えて「前向きな言葉」で訂正するのです。

「でも、いいところもあるよ、あの人」

 

9.

人は目の前の出来事や人を自分の価値観、自分の思い込みで判断していて、その価値観に合わないとき、批判したり、問題視している。逆に、価値観に合うと、褒める。

 

今の価値観をもっていることで、いつも特定の誰かにイライラしてしまう、苦手な人に悩まされるのならば、つまりそれが「問題」となっているのならば、自分が「正しい」と思っているその価値観を疑ってみたほうがいいかもしれません。

 

人は、自分で見たり聞いたりしたものを、自分の中にある「価値観」に照らし合わせて、自分の価値観に沿うものは「いいこと」「素晴らしい」となり、自分の価値観に沿わないものは「間違っている」「ダメなこと」となるのです。

 

10.

相手がいる場合はとくに、「~べき」ではなく、「したいからする」の基準でやる

 

自分が他人に対して「どうしてそんなことするのよ」「どうして、やらないの」と、憤りを感じたとき、それは、「したいからする」のではなく、「べき」と思っているからでは、と考えてみてください。そして、「べき」は、本当に「べき」ことなのか、も考えてみてもいいかもしれませんね。本当はやりたくないのに我慢しているとき「べき」って出るんです。

 

11.

自分は他人を褒めるのが下手だなと思ったときは、価値観のハードルが高い(=思い込みが強い)と疑ったほうがいい。思い込みを払拭するか、まずは価値判断を加えることをやめることから始めるといい。

 

価値観のハードルの低い人にはどうでもいいことでも、価値観のハードルの高い人には、なんでもかんでも問題に変わってしまう。

 

(価値観のハードルを下げることに対して)「そんなのは無理!」という人は、「○をつけよう」「褒めよう」と考えずに、「そういう人もいるんだ」「そういうこともあるんだ」と考え、いい悪いのジャッジをしないくらいでもいいかもしれません。

 

12.

「~してはいけない」「~しないように」と注意していると、逆に「~してしまう」。そういうときは、別の何かに注意をそらすのがベター。

 

「~しないでください」というのは『否定命令』といって、意図したことと、逆の効果を生んでしまうのです。

 

「目をそらす」のではなく、肯定的なほうに「目を向ける」ということ。「嫌いな人」から目をそらすのではなく「好きな人」に目を向けるのです。それでも、苦手なあの人がまだ浮かんでくる、という場合。その場合はどうするかといえば、「吹いて」ください。「フッ!」って。

 

13.

「やっぱり」や「どうせ」は、悪い思い込みに拍車をかける。「~したくない」「~になりたくない」という否定的な思いも同じ。そういうときは、「~したい」「~になりたい」といった肯定的な思いのほうに目を向ける。

 

(劣等感や自分を否定してばかりいると)そう思えば思うほど、「できない自分」になっていきます。本当は、「できない自分」を強く思っているからです。「願って」はいないけれど「強く信じている」から「引き寄せる」んです。

 

「『自己認識』があると、それを証明する事実を探し出す」ということです。

 

そして「ほらね」と、自己認識をどんどん強化していく。

 

「なりたくない!」と強く思うと、「なりたくない」を証明する状況を引き寄せます。だから、「なりたい!」と強く思うと「なりたい」を証明する状況を引き寄せることができるのです。

 

14.

性格というのは、決してワンパターンではなく、時と場にあわせていろんな顔をもっているもの。自分で思っている性格というのは、自分が勝手に他人と比較して、差異がある部分を、それと思い込んでいるだけ。「自分らしさ」もそう。

 

自己チェックでの性格分析は、あくまで「自分が思っている性格」です。そこに「他人から見たあなた」という視点はありません。他人に、同じチェックリストをやってもらったとき、あなたの結果とどこまで違うのかまではわかりません。つまり、「性格」っていうのは、単なる「比較」だということです。

 

性格はワンパターンではなく、複雑で、多面的なものなんです。だから、状況や相手や、時間の変化で変わっていくものなのです。

 

15.

性格は、パズルのピースのようなもので、いろんなピースが集まって自分はできている。自分の気に食わないピースを捨てようとすると、その空いた箇所を狙って周囲の人間の同じように気に食わない人が目につくようになる。だから、自分の性格のイヤな部分も受け入れるほうがいい。

 

「お金にだらしない自分がイヤだ」といって、そのピース(性格)を捨てると、なぜか「お金にルーズな人」「だらしない人」が友人になったり、部下になったり、上司になったり、結婚相手になったりします。「あなたの中にもお金にルーズな部分があるんだよ」とばかりに、そういう人が目についたりするんです。

 

16.

無意識に組み込まれている、不要な心のプログラムは外したほうがいい。過去からのトラウマになっているようなものや、癖になっている習慣など。

 

「今のあなたに必要でないプログラム」が、あなたを息苦しくさせ、そして苦しめ続けているとしたら、そのプログラムははずしたほうがいいかもしれません。

 

17.

イヤな出来事・思い出したくもない苦い経験には、すぐあとに「おかげで」をつけて、価値の変換をはかる。過去にとらわれない生き方ができるようになる。

 

このように考えていくと、自分の経験したことは、すべて自分の今につながっているんだということに気づいていきます。

 

「おかげで」という言葉をくっつけて、過去の出来事に「新しい意味」を加えてみませんか。

 

18.

自分を粗末に扱うと、まわりも自分を粗末に扱う。窓の割れた車を放置しておくとその街の治安が悪化するように(ブロークンウィンドウズ理論)、どうせ自分はダメだから・何をやっても変わらないからと粗末に扱っていると、周りも自分を見放して、どんどん自分の心はすりへっていく。

 

自分が自分のことを粗末にしているんですから、まわりの人がそうしてもいいですよね。ようやってどんどん心の治安が悪くなる。

 

「どうせ私なんて」と自分で自分のことを悪く言ったり粗末に扱わないこと。まわりを責めるのではなく、自分の言葉をきれいにして、自分のいいところを探してみること。

 

19.

「大丈夫病」「知ってる病」には要注意。どちらも心に勝手に壁をつくる病気であり、自らを束縛するような行為。自分の考え・先入観を疑ってみる。

 

本を読んだり、セミナーに参加される場合は、「よし、自分の価値観を変えてやろう」「よし、自分の正しいを疑ってやろう」と思いながら参加されるのが一番のモトを取る方法です。

 

20.

心がすりへらないようにする魔法の一言は、「そうなんだ」「ほう、そうか」「やってもいい」「ま、いっか」「とりあえず今は今で幸せ(かも)」。

 

相手の言葉を、まずは「そうなんだ」で受け止める。「しようがない」「無理もない」という意味で。自分を許せないときは自分にも「そうなんだ」と言う。

 

批判されたり、非難されたときは、怒ったり、傷つく前に、「ほう、そうか」とつぶやいてみる。

 

大きな失敗、悩み、腹の立つこと、どうしても許せないこと、この世の終わりのような絶望にも「ま、いっか」と言ってみる。

 

「やってもいい」と自分で自分に許可してあげる。

 

「今は今で幸せ」とつぶやくことで、現状をまずは肯定する。すると幸せを探す習慣がつく。

 

自身の経験を通して、

すごく共感できたこともありました。

 

たとえば、

 

15.

性格は、パズルのピースのようなもので、いろんなピースが集まって自分はできている。自分の気に食わないピースを捨てようとすると、その空いた箇所を狙って周囲の人間の同じように気に食わない人が目につくようになる。

 

これ、わかるなー。

 

昔、それこそ思春期のころ、

それまで仲が良かった友達のことを

急に嫌いになったことがあって、

何か悪いことをされたかといえば、

そうでもない。

 

じゃあなんで自分は嫌いになったんだ?

と自分なりに分析したことがあって、

(自分でもちょっと意外だったので)

 

それが、

自分の中にあるイヤな面が

相手にもあることが目につくようになったから

だったわけです。

 

ふだん自分がよくやっている態度であっても、

ひとたび自分が虚勢を張っていたことがわかると、

私はそれを自分の中の醜い所と判断し、

(人には言いませんが)イヤだなーとやめたいなーと

ずっと思っていたのです。

 

で、

それまで何とも思わなかった友人の、

似たような行動までもがイヤになる。

 

あの現象は、

まさに心屋さんがいうところの、

パズルのピースを捨てたことによる副作用だったかと思います。

 

3.

忙しいことに忙しいと、自分のやりたいことを見失う

 

これもそのとおり。

自分も馬車馬のように働いた時期が約10年ほどあります。

単純に年間あたりの労働時間でいうと、

ひょっとしたら心屋さんより多いかもしれない。

(心屋さんのほうが勤務年数が長いぶん、

トータルでは及びませんが)

 

本のなかからちょいちょいうかがえる

昔の心屋さんと自分を照らし合わせると、

本当によく似ている。

 

ただガムシャラに働いて、

いつも部下や周囲を見下して罵倒して、

彼らできなければ自分がやってでも、

クライアントや上司には文句を言わせないように

成果を残す。

 

そしていつも思っていました、

なんでいつも自分ばっかり?

自分はこんなにやっているのに…

と。

 

彼の言う「のに」病にすっかりかかってしまっていたし、

忙しいことに忙しかった。

 

将来どうしたいのかもわからず、

忙しくて忙しくて、

そんなこと考える時間的な余裕も、

気持ちの余裕もなく、

 

生きるために働くのではなく

働くために生きていた感じです。

 

余裕がないとはいうものの、

自分には働くことしかなかったから、

働くこと以外で、

本当はどうしたいのかを

考えるのが怖かったんだと思います。

 

そして、

自分の価値観は仕事脳で染まっていました。

完璧な成果と効率性・合理性。

 

本当は自分だってもっと適当に仕事したかったのに、

「~べき」で自分も他人も制約していました。

 

10.

相手がいる場合はとくに、「~べき」ではなく、「したいからする」の基準でやる

 

こんなこと、

まったくしていなかった。

 

完璧を求め、

成果を出すことにこだわっていたから、

いつもまわりをけなしてばかりで、

自分が一番正しいと思っている。

 

まさにこのとおり↓です。

 

9.

人は目の前の出来事や人を自分の価値観、自分の思い込みで判断していて、その価値観に合わないとき、批判したり、問題視している。逆に、価値観に合うと、褒める。

 

11.

自分は他人を褒めるのが下手だなと思ったときは、価値観のハードルが高い(=思い込みが強い)と疑ったほうがいい。思い込みを払拭するか、まずは価値判断を加えることをやめることから始めるといい。

 

私がちょっと違ったのは、

いやむしろだからこそ厄介だったのは、

 

嫌われてもいい・損してもいい

と思っていたこと。

 

心屋さんは、

6.のように、

それを推奨しているんですが、

 

6.

「損してもいい」「嫌われてもいい」と思って行動しているほうが、よろこびを得やすい。

 

自分の経験からして言えるのは、

 

「嫌われてもいい」のは、

あったほうがよい心の持ちようだと思うんですが、

「損してもいい」のは、

ほどほどのほうがいい気がします。

 

私は、

この「損してもいい」という気持ちが強すぎて、

結果としてイヤだ・イヤだと思いながらも、

徹夜して我慢して身体を壊して…

 

結果として、

もっと心がすりへるようなことをしていました。

 

心屋さんはまた、

動かない岩を動かすのはやめて、

「自分が動けばいいのに」と言っていましたが、

 

このあたりが、

ちょっと矛盾しているように感じました。

 

彼は、

心がすりへる人にはがんばり屋さんが多い

と言っているのに、

そこで他人が動かないなら「自分が動けばいい」は

正直ないかな、と。

「損してもいい」もないかなと思います。

 

言っていることに矛盾を感じたのは、

これだけではなくて、

 

彼は、

「我慢せずちゃんと言う」ということを

一番のストレス解消法として強調しているのですが、

 

そのわりに、

「否定はしちゃいけない」とか

「どうせ~」といった否定的な思い込みはダメ

といいます。

 

番号でいうと、

7とか12・13あたりでしょうか。

 

たとえ思い込みであっても、

ネガティブに悲観視することは、

そのときの純粋な気持ちであるわけで、

これを抑えるのは「我慢しない」ということに反しています。

 

ただ、

ネガティブな思い込みもまた

そのときの正直な気持ちということで、

いったん表に出して、

そのうえで他に目を向けるようなプロセスを踏むというのであれば、

矛盾はないかもしれません。

(自分はそういう見解で解釈しようと思っています)

 

ここはもう少しロジカルに、

(というか)つながるような説明であれば、

もっとよいかなと思いました。

 

あとは、

15.で、

自分が嫌いな性格も受け入れろ

と言っているのに、

 

16.では、

不要な心のプログラムは外したほうがいい

と言っているところが気になりました。

 

不要な心のプログラムは性格の一部であり、

 

たとえば、

「小さい頃の火傷が原因でいまだに火が怖い」というのは、

 

本書でいうところの

(不要な)心のプログラムにあたるわけですが、

 

「変なところで気が小さい」というのは、

性格になります。

 

このとき、

「火が怖い」という心のプログラムは、

「気が小さい」という性格の一部であり、

 

筆者は、

前者に対しては不要なものは外せといってて、

後者に対しては認めろといっている。

 

私としては、

これには整合性がないように感じたわけです。

 

外すというより、

そういう仕組みになっているんだ、

だから仕方ないんだと

受け止める(≒認める)ということであれば、

嫌な性格をも認めるという筆者のロジックは

筋が通ると思うので、

自分はこれも上記のように(勝手に?)解釈しておこうと思います。

 

平常心のレッスン』で、

小池龍之介さんは、

 

平常心を保つためには、失敗や理不尽なことなんてあって当たり前で、そもそも心はいつも浮き沈みするものだと認識しておき、周りの状況をいちいち「いい/悪い」と判断せずに捨て置く、自分の心の動きをモニタリングしてパターンを知っておくことが大事。

※上記は自身のブログでまとめた概略

 

というようなことを言っていましたが、

 

要は、

(最初から期待せず)

ポジティブな気持ちネガティブな気持ちも、

快も不快も、

まぁそんなもんだとそのまま受け止め、

 

そこにいちいち

だからいいんだ・だから悪いんだというような

価値判断を付加することは、

いったん捨て置くべしと言っています。

 

そういう意味では、

自分の性格に対してイヤだと思う気持ちや

否定的な思い込みでさえも、

まずはありのままを受け入れてよいのかと思います。

 

そのうえで、

心屋さんがおっしゃるように、

ほかのポジティブな面や他のことに目を向けて、

「そうなんだ」「ま、いっか」「今は今で幸せ」と

受け流したり割り切っていけばよいのかな、と。

 

小池さんの本で書かれていたことと

内容的に似ているところも多く、

やっぱりみんながそう言っているなら、

それってある程度合ってるんだろうなと思いました。

 

本当は、

それこそワーカーホリックになっているときに、

こういう本に出会いたかったんですが、

 

そういうときに限って、

啓発本に頼るのは気持ち悪いとか、

プライドが許さないとか、

忙しいことを理由に振り向こうともしない。

 

出会ったとしても、

頑として自分はそんなことはない、

と思っている。

  

いつの間にか、すりへってしまう前に、気づいたら、ぺしゃんこになる前に、休んで歯車をメンテナンスする必要があるのです。

 

本当にそのとおりなんですが、

その最中は気づかない。気づこうともしない。

だからすりへってしまうわけです。

 

ま、その「おかげ」で、

いま私はそれなりに幸せなわけで、

「ま、いっか」という状態です。笑

 

■まとめ:

・なるほどなーウンウン!と頷けたところもあったが、なんか矛盾してないか?言ってることに無理ないか?と不信を感じたところもあり、先に聞いたことがある話もあって、強烈なインパクトはそこまで受けなかった。

・この人は、本で読むより、映像で見たほうが、そこに漂う空気感やオーラから、ものすごい説得力を感じる。(しゃべったほうがよい)

心がすりへらないようにする魔法の一言は、「そうなんだ」「ほう、そうか」「やってもいい」「ま、いっか」「とりあえず今は今で幸せ(かも)」。

 

■カテゴリー:

自己啓発

 

■評価:

★★★☆☆

 

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すりへらない心をつくるシンプルな習慣 (朝日新書)

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Kindle本は、こちら

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